代表メッセージ
希望の処方箋プロジェクトに込めた想い
希望の処方箋プロジェクト代表
精神科医 あゆみDr

医療を必要とする方が、さまざまな治療を受けられるようになった現代。
しかし、診察室の中でできることには、どうしても時間や制度の制約があります。
限られた診療時間の中では、患者さん一人ひとりが抱える不安、孤独、人生そのものにまで十分に寄り添うことが難しい——それが現実です。
だからこそ私たちは、医療の網目をもっと細かく張り巡らせたいと考えました。
医療と医療のあいだ、制度と制度のあいだに生まれる「すき間」に、そっと手を差し伸べる存在でありたい。
その想いから、この希望の処方箋プロジェクトは生まれました。
病院で処方箋を出して薬を受け取るように、
社会の中で感じる不安や孤独、行き場のない気持ちに対して、
「希望」や「喜び」、「人とのつながり」を処方する。
この考え方は社会的処方と呼ばれ、私たちはその実践のひとつとして本プロジェクトを位置づけています。
音楽、対話、体験、あたたかな時間。
それらは薬ではありませんが、人の心を確かに動かし、
「また頑張ってみよう」「少し前を向いてみよう」
そんな小さな変化を生み出す力を持っています。
同時にこの活動は、学生や医療者にとっても大切な学びの場です。
健康や幸せを“届ける側”として関わることで、
医療の仕事が本来持っている喜びや意味を、改めて実感できる。
その循環を生み出すことも、私たちの大切な使命だと考えています。
希望の処方箋プロジェクトは、
一人ひとりの人生に、そっと寄り添うための試みです。
これからもHappiMEDは、医療の枠を越えて、
健康と希望を社会に処方し続けていきます。